
2011.6. μ1030
タイでもインドネシアでも東南アジアのどこでも、自転車に乗りながらよくこんな光景を目にする。
ちなみにここはタイの南部海岸沿いの路上での一コマ。
前や後ろから様々な乗り物がやってきて、手をあげると向こうも笑顔で返してくれる。
そしてたまにカメラを掲げて「いいか?」とのジェスチャーをこちらからなんとなく出して、相手もなんとなく応えてくれたら「パシャリ」とやる。
立ち止まって落ち着いてカメラを構えればいいのだけど、そうすると相手も立ち止まってしまい、自然な感じで被写体を絵に納めることができなくなってしまう。なんせタイ人もピース好き(サイン)が多い。
僕はこうした写真の何が好きなのだろう?
まず、家族そろって一つの乗り物に乗って仲良く移動しているところがいい。
彼らの生活感がにじみ出ているところもまたいい。
彼らは僕を変な奴がいるといった好奇の心でこちらをみているため、僕が好奇な心でカメラを向けていることに悟られず自然な笑顔で写真に収まってくれる。
田舎町のまたそこかれ外れた道路しかないような場所にて、こうした人達が通り過ぎて行くたびに僕は少し元気と活力をもらう。
僕は代わりに何か彼らに何か残すことができただろうかと思う。
「今日さ、近くの道で重いもの荷物くっつけた自転車で走っている奴をみたよ」うんぬんかんぬん。
「それでよく見たら外国人でさ」
などと家庭での話題に少しでも花が咲いてくれればいいのだけどと、勝手に思う。
それは、様々親切を受けても何も返せない僕にとっての勝手な願いでしかないのだけど。