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気仙沼市波板地区
- 2011/03/28(Mon) -
P3250348.jpg
2011.3.25 μ1030

国道45号線からそれて、河口部分を横目にしながら気仙沼湾方面へと向かう。
堤防を乗り越え水があふれ出、家をなぎ倒していった痕跡をまざまざと見せつけられる。川には座礁した船や車、さらには工場のタンクが上流にまで流れ着いて腰をおろしていた。

そして陸地では津波で家が倒壊してしまったところが多く、あちこちに釘が道路上に散らばっている。
そのためしょっちゅう車はここでパンクしてしまうらしい。この日避難所めぐりのために運転してくれたよーちゃんも前日、彼の軽トラのタイヤをパンクさせていた。

車一台がやっと通れるような狭い道幅の道をさらに南へと進む。
そこには家屋の焼け跡が無残に黒々として残されていた。地震、津波、そして火事。もう太刀打ちできるわけがない。
この辺りでは水際の工業地のタンクが海上にいくつも流れ、中のガスか燃料が二つのタンクが激突したために爆発し、街が焼けてしまったということだった。
暴れたそのタンクも上流へと押し流され、やがて止まり、壊れ傾いた形で川の中で留まっていた。

未だにくすぶる煙の臭いがまだここでは残っていた。
この匂いもきっと忘れることはできないのだろう。
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気仙沼市本吉町付近
- 2011/03/28(Mon) -
P3250326-1.jpg
2011.3.25 μ1030

ボランティア活動の拠点となっていた宮城県内陸の登米市から海沿いに出た瞬間に目にした光景がこれだった。
かつてこの地を訪れたことがないため、以前の姿がどうだったのかはもう知る由もないが、跡形もなくなっているということだけは分かった。
ここが農地だったとしたらまだ救いようがあるのだけど、それもよくは分からない。
車で国道45号線を北に向かって進む右手には海。穏やかな顔をしているが、海は牙をむいてこの地を襲ったことだけは確かだった。

カメラは向けられなかったが、この水場付近で地元の家族が洗濯をしている姿を見かけた。油だの排水だの混じっていなければいいのだけど、未だ水の供給がストップしている気仙沼ではそうでもしなければ服を洗えないのだろう。たくましく生きる姿を見て、なんか少し気を休ませてもらった。

崩壊や津波に押し流されずにすんだのであろう、遠くのわずかな高台の上に立つ家が見渡せる。
残ったけれど、この惨状を毎日目にしながら住むにはつらいだろうと思う。
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素敵な娘はお婆ちゃん
- 2011/03/09(Wed) -
P3070030.jpg
2011.3.7 μ1030

仕事の下見で箱根の金時山を登る。
朝から小田原は雨が降っていた。それが次第に箱根の山を上がるにつれ当然雪へと変わる。
反対車線の車はどっさりと雪を乗せて走り降りてきた。
「げっ」登ったこともない山なのに、明らかにこれから登る山は、雪まみれだということが分かりげんなりした。遊びならまだしも、仕事でさらっと見て回り、すぐさま下山したかったのだけど、登るべきか、登らざるべきかで迷った。

往復2時間程度だから様子見ながら歩こうと手ぶらで登り始めた。当然登りが一方的に続くが、あまりスリップや雪崩などといった雪山特有のリスクはなかった。
途中上から降りたハイカーが、「上まで行けば今日も金時娘に会えるよ」と言い去って行った。
金時娘とは何者ぞ。
まぁすぐそこまで行けば会えるのだろうから、お楽しみとして再び歩き始める。
頂上が近付くにつれ雪深くなっていく。足元のみ雪山装備だったため心強い。
1時間強登り続けてあっという間に頂上へ着いた。当然誰もいない。山小屋へと入るが、人の気配こそあれど、誰かが接客してくれるわけでもなかった。
しばらくして、人が奥の方から現れた。「げっ、何してんのあんた!」
いきなり怒られてしまった。現代風過剰低姿勢サービス満載の接客などあるわけがなかった。
「こんな雪の日に山なんて登ってくるんじゃないよ」とモンペを履いた戦時中と変わらぬ恰好をして僕を叱るおばあちゃん、その方がまさに金時娘だった。人に厳しいなんだか懐かしさを感じさせるおばあちゃんである。娘というからまぁ30代、大目に見て長年娘だとしてもせいぜい50代というのを想像していたけど、予想をはるかに超え、娘は80歳近いのではなかろうか。

「早く帰りなさい」と早々に追い出されてしまった。
まぁたいして金時山に思い入れがあるわけでもないから、すぐさま下山することにした。

こんな人里離れたさらには山のてっぺんに、代々山小屋を守るためにここで暮らすおばあちゃんがいたことに驚かされた。今月何度もここへと来ることになるだろうから、その都度おばあちゃんには会える。

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期待しすぎはがっかりの素
- 2011/03/06(Sun) -
FH030006.jpg
2004.07.01 Contax3

聞く人によって感想が大きく異なる縄文杉。物事は期待しすぎないほうがいいということだろう。

屋久島縄文杉。聞くところによれば、縄文杉を一目見るために12時間の往復を強いられ、それにも関らず数珠つなぎで山を登ってくる人が絶えないという。
屋久島の人気が絶頂期だったこともあり、そんな山歩きだけは絶対避けたかった。

飲み仲間3名が酔った勢いで突発的に屋久島に行くことになった。僕にとっては再訪だったが、縄文杉には行っていかった。唯一の屋久島経験者の僕は、「縄文杉ばかりが屋久島ではない!」と断言し、「それ以上のいいものが溢れている島なのだからわざわざ一日かけてまで行く価値はない」と行って見てもいないのにそうのたまっていたのだった。

しかし屋久島が初めての2人は縄文杉ばかりがメディアで騒がれ有名になっていたため、絶対行きたいという。
そこで、登山ド素人の2人を連れ花之江河という美しい湿地を抜ける島の南側、淀川口から登り、宮之浦岳を越え白谷雲水峡まで縦走することにした。
この縄文杉に近い新高塚小屋という場所でこれまた山小屋、寝袋初体験の2人と1泊、翌朝まだ静かなうちに、ここ縄文杉へと達した。

一日以上かけてここまで来たからかもしれない。
または、まだ訪れる人もまばらで、静かだったからかもしれない。森の中にどっしりとそびえたつ森のじーさまは、これまでの樹木という範疇を超えた姿形をしていた。
しかしこれがそこらの公園に立っているものだとしたら、これほどまでに有難く祭り上げられる存在とはなりえなかっただろう。頑張ってこそたどり着ける、目標地点としてもふさわしい距離感を持つ山の中にあって、みなゴールとしてここへと訪れるから、2倍増しに感動してしまうのだと思う。

ここからは白谷雲水峡方面へと、ただただ下るのみとなった。
時間がたつにつれて次々に縄文杉へと上がってくる元気のいいおばちゃん達。
うん、やはり縄文杉は静かな中でじっくり眺めるのがいい。
現地のツアーでもこっそり縄文杉の回りにテントを張ったりしているらしい。これはガイドのサービス次第か。

もうかれこれ縄文杉の写真(これではないけど)をデスクトップの背景にしているけど、未だに新しく違うものに変えるということができずにいる。
それ以上のものにまだ出会っていないのかもしれない。
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商用マサイ
- 2011/03/05(Sat) -
DSC01397-1.jpg
2010.12.17 NEX-5

キリマンジャロ登山を終え、帰国まで余った日数を費やすために、3日間のサファリツアーに参加した。
その2日目、ドライバーが一人20ドル支払えば、「このさきのマサイの村へ訪問できるけどどうする?」と尋ねてきた。同乗していたポーランド人、フィンランド人達ともに「せっかくだから行きたい」という。
こうなれば僕らも行かざるを得なかった。

車から降りると、早速歓迎のダンスとやらが始まる。
もう一日、さらには毎日何度も行ってきたのだろう。まるで動きに切れがない。緩慢とだらだらと飛び跳ねている彼らを眺めて思わず苦笑してしまった。姿こそ昔から想像していたマサイの人達がそこにいたのだけど、彼らは誇り高き戦士の称号を捨て、観光収入を目当てにしている商用マサイなのだった。

聞いてはいたことだけど、残念に思えた。わかっていたけどやはり何をしても、何を聞いても金をせびられる。
まぁ確かに僕が彼らの立場で、いきなりどかどかと押しかけてきて、いきなりカメラを向けてパシャパシャ撮られたら、そりゃ何か見返りでもくれよと思うことだろう。

ここを訪れる人達は、彼らの生活を見て、自分達との大きな違いを見、彼らのことをこうして僕のように訪れたのだと自慢でもするのだろう。であればその見返りに、確かにいくらかは彼らにお金を払うべきなのかもしれない。

しかし彼らのセールスは執拗だった。到着してから面倒見よく親切に接してきた男もまた、後半になって金、金、金と言いし、なんだか怖くなって早くここから逃げ出したかった。
こうした観光地を足早に通り過ぎるだけでは、本当の彼らの生活には触れられないのだと思う。
あまりの格差がそうさせているのか、彼らの気質なのか、自転車でゆっくり訪れていたら、何か違っていたのだろうかとふと思った。
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