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遠い帰宅の途、その途上で
- 2011/12/02(Fri) -
660-36.jpg
2003.1.2 CONTAX T3

ニュージランド縦断サイクリングの途上、奇抜なおじさんとキャンプ場で一緒になった。

この日の夕刻、町で唯一テントを張ることのできる場所らしきキャンプ地に着いた。そこでは誰もテントなど張っておらず、きょろきょろ辺りの様子を伺っていると、強面のおじさんが奇抜なチャリに乗って颯爽と現れ、「ここにテントを張るといいよ」と言ってくれた。後に気づくのだけど、彼もサイクリストで僕と同業者だった。
乗っていた自転車は日本で言うカマチャリ。良くいえば自転車版ハーレーといったところか。
彼、ジムおじさんのもっと奇抜だったのはその生活。彼の生活の足はすべて自転車だと言う。普通ならバスや電車で移動するのも自転車。特に僕のように粋ってどこからどこまでを自らの足で移動する、などというような目的で自転車に乗っているわけではなく、あくまでも生活としての足として自転車に乗り、長距離を移動する。

そんな彼とキャンプ翌朝、記念写真を撮り、分かれ道となる分岐まで一緒に漕いだ。
長距離サイクリストとな思えぬ服装のジムは奇抜な自作自転車に跨り、その後ろに付き従う東洋人の自分。
目立たない訳がなく、追い越す通り越す車のドライバーがクラクションを鳴らすなり、スピードを落として凝視するなりして過ぎ去っていく。そんな輩に自転車に取り付けたクラクションを鳴らすジム。
最初は気恥ずかしかったけど、しばらくするとそんな異種感覚が楽しくなってきたのだった。

彼はしばらく北島のどこかで季節労働した後、南島の自宅へと帰路の途上だった。
その帰路が何日もかかる。自転車は、毎日生きて行くための最低限とも言える身の回り品を積みどこまでも行ける。彼は移動そのものも日々楽しみながら、自転車のスピードに合わせてゆっくり生きているように思えた。

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