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友情の男
- 2010/09/19(Sun) -
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2009.12.28 μ1030

ジャワ島を走り続けること2週間。走りにも疲れが出てきてこの日は贅沢にもシャワーつきの中級清潔ホテルに泊まりたかった。
しかしそういう日に限って目標にして到達した街中に、そういった近代ホテルが見つからない。疲れもピークで「ホテル」という看板を見つけてその宿へと駆け込んだ。部屋代の支払い前に中を見せてもらうと、いつものマンディスタイルと冷房なし、洋式便器なしといった極めて質素、正しいインドネシアのロスメン(安宿)だった。
いつもなら数軒ホテルめぐりをするところだが、この日は疲れきっていた。安さも後押ししてチェックインを済ませてしまう。

しばらくぼんやり過ごしていたのだが、来る客はトラックの運転手が多く、この僕の自転車に跨って喜ぶ彼もドライバーだった。2児の父。酒もたばこもやらない。そんな彼とこのホテルで一晩過ごした(変な意味じゃなくて)。
テレビもないから夜はみんな部屋の外に出てきて話をして過ごしている。僕らもお互いの国での生活や慣習、家族観や僕の旅、彼の仕事などいろいろなことを話した。そして勧められるがまま夜食デザートを彼から御馳走になった。

言葉はインドネシア語がメインのため、辞書を片手におぼつかないのだけど、夜も遅くなってから、彼は一つの単語を僕に指差した。
インドネシア語-日本語に訳されたその言葉は「友情」という単語だった。
日本で友情なんて言葉が聞かれなくなって久しい。というか僕の周りではあまり聞かれない。
何をしてくれるからそれは友情で、友達で、といった具合で僕は相手を選別しすぎていないだろうか。
たった一日過ごしただけなのに、さらりとそういう言葉を伝える純真さに僕はうろたえた。
それは自分がもつ友情という枠の狭さと、それに較べて彼らの枠の広さを知ったからだった。

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