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香港脱出劇
- 2012/06/21(Thu) -

2012.6.13 NEX-5
Kowloon - Shenzhen 46km

やっかい極まりない香港ロードだった。
マカオで数日だらだらと休養し、香港へ船で渡り、再び走りだし日。適当に北へ向かえば中国入りできるだろうと甘く考えていた。
北東方面へ向かう僕にとって、中国に戻るには3ヶ所の越境ポイントが候補にあった。
一つは沙頭角というところで、香港から見て北東に位置するため、方向的には一番妥当なポイントでもあった。
ただ、なにやら国境周辺は立ち入り不可能な場所で、厳重な取り締まり地域になっているらしく、中国へのノービザかつ自転車入境希望者としてはあまりそんな物騒で厳戒態勢が敷かれているようなところには積極的に乗り込んで行きたくはなかった。
となると残されるのは2ヶ所。文錦渡ゲートと羅湖ゲート。
文錦渡ゲートはガイドブックに人の出入り禁止と書いてあった。
残るは羅湖ゲートということになる。文錦渡ゲートの手前から羅湖ゲートに向かう細い道を地図上で見つけ、そこを目指して進んだ。

香港は管理社会だった。
中国へと向かうにはいくつかルートがあったのだけど、あまり遠回りをしたくなかった。
選んだ道は最短路。そこそこ高い山で隔てられているため、最短路はトンネルを抜けていく。
当然というか、トンネルの手前には自転車通行禁止の看板が出ていた。ここは中国と言い聞かせ、構わず突入。
1キロほど路肩のない道を緊張しながら走る。
抜けた、と安心した出口で待ちぶせしている人がいた。警察ではないようだったが、
「パスポートを見せてくれ」と言ってくる。道路公団の人のようだった。
「警察には連絡したくないから、どうかその細いわき道を降りて町まで出てくれ」と言う。
聞けば自転車で越境可能な道などないから、次の町で電車に乗るかしたほうがいいと諭される。
脇道も水道関連の施設の管理地で、ゲートは閉まっていた。
八方塞りで行き場を失っていたところ、施設の人が特別にとゲートを開けてくれた。
そして町まで降りると自転車道が整備されていた。越境ポイントまで整備されていれば問題なかったのだけど、そのサイクリングロードは僕にとっては非常に非情で中途半端な場所までで途切れていた。

文渡錦ゲートまであと5kmほど。手前から道を折れて羅湖へ思って進んでいたのだけど、検問所があった。
「これ以上先は行けない」警察にやんわり追い返された。
彼らも「電車にでも乗らなきゃ中国サイドへは行けない」という。
こうなると俄然、自力で行ってやるという気持ちになる。
IPODのグーグルマップを何度も眺めながら、来た道を戻り、羅湖ゲートに近いとこまで道はないかと探る。
川沿いに道があり進んだが、途中からはこれまた管理地で、立ち入り禁止と書いてあるらしき看板が立っていた。
管理社会万歳だ。
構わず侵入する。川の右岸(写真だと左側)に道はあったけれど、越境ゲートは川向こうだった。線路は見えるが道はない。グーグルマップにのっている対岸に渡るための最後の橋を過ぎても諦めきれず、そのまま不法侵入を続けるしかない。
水道管理会社らしき車が来るけど、何も問われなかった。
中国サイドの出入国管理所(写真の茶色の建物)が見えた。
目と鼻の先にあるにのに越えられないのかと半ば諦めかけていたところ、地図にはない橋が川に架けられていた。
歩道橋のような橋だけれど行けるかもしれない。

誰にも見つからないようにこっそり橋を渡り、香港サイドの駅に入り、大量の人の流れに何食わぬ顔で合流し出国審査の列に並んだ。
胸をなで下ろす。
そして再度のノービザ入国。問題なく通れた。
この時点ですでに午後3時を過ぎていた。しかも土砂降りの雨。距離は短いのになんだかくたびれてしまった。

自転車で越境しようという人がこのブログを見るのかは分からないけれど、僕が通ったのは羅湖ゲートというところで、なかなかにドキドキハラハラを味わえるポイントだった。
早くに諦めて電車で越えていたら楽だったのだろうけど、深く記憶にとどめることはできなかっただろう。

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