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中国ラストラン
- 2013/01/14(Mon) -

日照-青島 119km
2013.1.10 Sony NEX-5

ある日本の友人は、日本の女性では飽き足らず、ここ青島で知り合った女性と結婚してしまった。
そんな遠いゆかりの地。一度は訪れたかったのだけど、その時はあまり青島のことを知らず、ビールと日系企業商社の街という認識でしかなく、興味を持てずにいた。その彼がまた夜の青島話をするものだから、ま、そういうところか、ぐらいにか思っていなかった。

ところがどっこい、青島の南から徐々に近づくにつれ絶景が続いていた。
僕の大好きなオーストラリアのアウトバックと呼ばれる領域にある、岩肌に似ていた。
違うのはその岩山のすぐ手前に中国らしい高層ビルが立ち並んでいることぐらいか。
エアーズロックのさらに先にある風の谷と呼ばれる岩山に雰囲気は似ていた。
あとで聞いて知ったことだが、青島の人たちもこの山に近年登るようになったらしく、しかし事故が絶えないらしい。山頂までのルートはまだ整備されてはいないのかもしれない。

これまで真っ平らだった道は山が見えるにつれアップダウンが多くはなったが、今日は珍しく南風が予報通りに吹いていた。
何日も前から天気予報で確認していて、楽しみに待ち焦がれていたのだ。案の定、ペダルは軽い。
だがそれでもあと一日だというのに、どこか気が晴れないサイクリングでもあった。

海を間近に眺めながら広い大通りを走る。道路コンディションはとてもよく、かなり幅広の道だというのに、ほとんど車が通らない。
後ろからクラクションの猛攻に遭わずにすむ。

そして目指したのは青島を湾を挟んで対岸に見える黄島というところだった。
C字型の半島となっていて、ショートカットできる橋とトンネルがあることは分かっていた。
いずれも自転車は通行不可だろうと見込んで、最初から渡船を選んだ。ただし運行しているかは不明。
これに乗れないとなると80km多く自転車を走らせないとならない。着いてみないと分からないわけだから気が重い。
それでもこの船に頼るしかない。
黄島区の繁華街に入ると日本語の看板がたくさん並ぶレストランが軒を連ねていた。
友人はここで仕事していたのかもしれぬと思いを馳せつつ、もう日本なんだなぁという気持ちになる。
船着場はさらに北上し、コンテナを積んだトラックばかりが走る工業地帯を抜けたところにあった。
着いたはいいが、誰もいない。次の船は16時15分ですという意味なのだろう、フリップのみがあって、待っている人すらいなかった。
まるで到着した達成感がない。まだ予定通り青島の街まで行けるかどうか分からない不安の方が先に立っている。
10分後一人のおっちゃんが来て安心したのだが、このおっちゃんがまたいけなかった。
5秒おきにそこら中に痰を吐き散らしていたのだ。待合の建物入り口付近でカーッ、ぺっとやるもんだから、外に出るための足の踏み場もなく出られなくなってしまった。
その後続々と船着場に現れたおっちゃん達は禁煙と書かれた建物内でところかまわずタバコをふかし始めた。
タバコに痰ペッにクラクション。中国ではこれらに対してマナーなんて観念はないのかもしれない。

ちなみにクラクションは、街中を走る教習車ですら鳴らしている。乗り込んで、プッー、降りる前にプッー。
あるときなど、トラックの運ちゃんはドラムのリズムでクラクションを鳴らしていた。
うん、あと女性がカーッ、ぺっをしていたがあれもできれば見たくはなかったな。

とまあ街中走って観察しているといろんなものが見える。
そんな悪いところばかり目にしていた訳ではなく、たくさんの温かみの中があった。
僕は青島までの30分弱の船の中、これまでの長き中国での思い出を、繰り返されるカーッ、ぺっの音とともに振り返っていた。
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