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頭上で空中爆破
- 2013/08/17(Sat) -
RIMG0091.jpg
2013.8.14 RicohPX
Day3 Hakampo Beach-Sinjindo-ri 신진도리 39km

最大の干満差がある仁川を南下すること約100km。さすがに10mとはいかないまでもまだ6~7mくらいの上げ下げがここらあたりは続いている。

数日経つとトラブルも発生する。信頼をおいていた調理用のMSRストーブがわずか一日、灯油で使っただけでつかいものにならなくなってしまった。スタンドでいれてくれた燃料が灯油ではなかったのかもしれない。掃除をしてあげるとわずかに火は灯すが調理するまでの火力がまるで得られない。完全に不必要な荷物となってしまった。
ちなみにここ韓国では日本のガスカートリッジ式で使えるガス缶もあるし、鍋用のカートリッジもどこでも売っている。完全にストーブの選択は失敗だった。

さてシーカヤックはと言えば、満潮の一時間前くらいに出航し、干潮へと向かう下げ潮に乗る。多少スピードはでるが、昼、もしくは到着時には干潮の時間になるため、船の引き上げが大変になる。
この日は岬の先端に寄り添う島が二つあり、両方ともに干上がっていたためにカヤックでは海峡を通ることができず、遠回りを強いられた。
ようやく回り道を終え先に進もうと気持ちも乗ってきたころ、GPSの充電が切れやむなく上陸。この写真の場所に一度あがったのだった。
韓国の海水浴は日本のように派手さもなく、皆お風呂にでも入るように浸かる程度。強烈な紫外線を意識してか、男も女も肌をさらけ出したりはしていない。
僕も帽子にデカサングラスにフェイスマスクと肌の露出は手首より先だけにしている。一番耐性があるはずの手の甲ですらひりひりと痛みだしている。

さて、問題はこの後起きた。
写真の前方三連する島の真上あたりで射撃訓練なのだろう、爆撃音とともにパラシュートのような形をした雲が20mぐらい上にあがっているのが15分おきに見えていた。
釜山へと向かうとなると、この3連島を突っ切るのが距離的にも短くていいのだけど、演習中とあっては近づきたくもない。僕は沿岸に沿って進むことにしていた。
海水浴の人たちに見送られ、まだ日も明るく一気に半島の付き出た岬から西海岸の間にある湾を突っ切ってしまいたかった。
すぐ左にはなにやら無機質な建物が連なっている。明らかに軍関係のものに違いない。
遠く20km以上先の演習を見守っているのだろう。
進むこと約1時間、突如「シュルシュル~」という聞いたこともない空気を突き刺すなんともいえない音とともに僕のわずか前方頭上で爆裂音がした。パラシュート型の雲が花火のように広がる。
射撃方向を変えたのか威嚇射撃なのか何なのか。あまりの近さと、つんざく空気音に身も心も海上で固まってしまった。確かに漁船がこの海域一艇すら通っていない。「聞いてないよ~」と優しかったポリス達をののしる。
巡視艇でも出てきて引きとめてくれたら素直に引き返すのに誰も来てはくれない。無機質な建物に向けて視線を送るが誰も窓から「ハロー、気をつけてね」などと声をかけてくれる韓国マリーンの人などいなかった。
海上では誰に頼ることもできず、慌てて引き返した。花火だったらどれだけよかったことか。それにしても低すぎやしないか。爆破してなければ真横の崖に着弾している。
一番近くへの港へと逃げ込み、「あの爆撃はなんだ、あんたら西へと向かうことあるのか?」と漁師や土産物屋のおばちゃんなどに興奮してまくし立てるけど、英語では誰も取り合ってくれない。
上陸するとすかさず警察が来た。今日は来てくれるのがありがたい。彼らに聞く。「そうなん?」みたいな反応。「撃ち殺されたりすることはないの?」と聞くが、「夜間は危ないから航行するな」という答えしか聞き出せなかった。
結局この先進んでいいのか分からず悶々とした気持ちのまま夜を過ごす。暑さはピークで夜中まで気温は落ちず、寝つきの悪い夜となった。

海水は干上がって周り道、そして大砲爆弾で逃げ帰るという散々な一日だった。
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