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漕いで漕いで着いた先
- 2013/08/29(Thu) -
RIMG0265.jpg
2013.8.26 RicohPX
DAY11 Duu-ri - Dangsa-ri 48km

突き出た半島の先端から一気に島へ渡り。
大中小、様々な大きさの島が点在していて、本土と島と島の隙間では瀬戸内海のような強い潮の流れが複雑化していると予想していた。
そしてこの挑戦半島南西の端の海域は今回のカヤックの見せ場の一つとしていた。これだけ地形が複雑ならきっと三陸かどこか、または地形の派手な日本のどこかに匹敵するかそれ以上のもの海をツーリングできるに違いないと計画した時から期待していたのだった。まさにその海域へとカヤックで踏み込む時が来たのだった。

まずは流速12km/hの洗礼から始まった。この東から西へと向かう流れを横切り、南へと水路の中に入りたかった。流れに無理には逆らわず、徐々に横ずれしながら流れからアウトした。
時速12kmのまま流れて勢いで進みたかったが、そうもいかず、結局は時間が経つにつれ速度は今日も落ちていった。12時以降は気持ちもパドルも重たいカヤックとなった。

結論からいえばこの日は当初予定していた島にたどり着けなかった。
GPSが指し示す方へどうしても近づけない。
なぜなら写真のような杭が海上いたるところに立っていて、とうせんぼしているのだ。回り込もうにも杭、上陸しようにも杭、でまっすぐ前に先へと進むことしかできなかった。まだ明るくて海況も穏やかだったからよかった。
そんな中一度耐えかねて、杭がない浜に上陸を試みようと浅いところまでカヤックで向かい、降りて足をつけたら太ももまで泥の中に足が埋もれたのだった。あまりの深さに足が抜けなくなる恐怖に身がすくんだ。
なんとか足を一歩一歩引っこ抜いて進んで、干潟から土が乾いていそうな場所まで3m動いた。
だが進んでもそこは泥沼だった。
中にいろんな生き物がいるらしく抜けだしたら足は傷だらけ血だらけになり無駄足だった。

そして期待していたような景観はどこにもなかった。干潟が多いのか海の色は茶色に染まり、断崖絶壁などもなく、平たい島がいくつも点在しているだけだった。その平たくて特徴のない島が無数に点在していて地図上での自分の位置を完全に見失っていた。迷宮入りだ。とはいえ距離こそあるけどまっすぐに進めば人里ある島につくことは分かっていた。頼みのGPSマップの地形はあてにならない。
結局泥と杭に阻まれた期待の地で燃え上がるような気持ちにさせられることもなく淡々と先に進むしかなかった。まずは自分の位置が把握できる場所まで進むことが先決だった。

目的地だった島の先へと回りこみ、遠くにその上陸ポイントが見えるところに出た。
戻るか、一日の移動距離が50kmを越すことになるが、先へと向かうか。
残り8km。時速5km~6kmで推移する中、結局は南へとさらに向かった。
やっとのことでたどり着いた上陸地。ここはとても小さな見どころなど何もないような島だった。

上陸に際して駆けつけてきたおっちゃんは、家まで僕を連れて行き、冷たい水を用意してくれた。さらにはおかずにと大量の海苔、そしてスイカ。半分もらっても食べきれるわけない。
ストーブが使えないため火をおこして食事の用意をしていると、地元の漁師のおっちゃんが話かけてきて、座って何やら話をし出すと、僕の残りわずかな焼酎に目が向いていた。グラスを差し出すとサシで飲み会が始まる。日本語対韓国語のまるで通じているのか通じていないのか分からないコミュニケーションだけど、まあ楽しい。
海から来る人間はよっぽど困っている人間に見えるらしい。

ここに限らずどこででも皆僕の食事の心配をしてくれる。間違いなく夕食を用意してくれる申し出を受けることしばしば。
まさか韓国でこんなにたくさんの無償の親切を受けることになるなど思いもよらなかった。

RIMG0274.jpg
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