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再度韓国へ
- 2014/08/15(Fri) -
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2014.8.9 Ricoh PX Pusan

「みなちゃま、ありがとうごじゃいます。本しぇんは間もなく、釜山港にごとうちゃくいちゃちまちゅ」
日本を出るまでにカヤックでの横断許可を取っておきたかったのだけど、間に合わず叶わず、とりあえず来てしまえばなんとかなるという甘い考えで、博多からニューカメリアというフェリーに乗り釜山まで来てしまった。この海沿いの大都市がちっぽけなカヤックの前に突然表れていたとしていたら圧倒されていただろうと思う。
前回はここから100km西のヨスという町で期限切れとなり、釜山の一歩二歩手前で終わってしまった。であるなら本来、自分なりにこだわりをみせるのならヨスまでわざわざ戻らなければならない。あの、最後にお世話になった海洋警察署の港に何らかの手段を用いてカヤックと共に帰るという面倒なことをしなければならないのだが、今回の休みの日程はそれほど長くはなく、すでに台風11号が南から上がってくることは分かっていて、それをやり過ごさなければいずこの海であろうとカヤックで出ることはできそうになかった。
海峡横断のみに絞り待つか、比較的海が穏やかな南海岸のヨスからスタートして巨済島(コジェド)まで行き、当初の予定通り海流を考えそこから島渡りするか、どちらにしてもまだ踏ん切りがつかなかった。要するに決断することが怖かったのだ。

1年ぶりの韓国入り。その間あの事故があり、この海域をレジャーするのがどうかとも悩んだ。あの、海洋警察にしたって遊んでる奴を相手しているほど暇でもないし、世間の風当たりだって強いはず。また自分にしても100%渡りきれるという自信も保障もなかった。ただやると決めたからにはやりきるという思いだけがある。
たとえそんな思いがあろうとも、韓国側の出入国と税関の許可が出ていない。これまでサポート船をつけて、両国の出入国時にはカヤックを船に乗せ、少し沿岸から離れてから船を降ろし、また韓国入国時にもカヤックを港手前で引き上げるという方法で横断に成功しているチームがあることは情報として得ていた。つまり、高額の漁船援助料を払える懐に余裕があるか、団体でツアーとして渡るイベントに参加するしかなく、まだ援助船なしの横断は開拓されていないと言えた。どこかには過去に、誰にも報告も自慢も吹聴することなく両国の許可を得て渡ったという人がいるのかもしれない。
ところがつい一カ月程前、タンデム艇で僕とは逆のルートで日本を出国し、韓国釜山入りを果たそうとしている二人組の事を知り、ついには援助船なしに山口県から島をホッピングし、韓国に入国したということをFacebook経由で知らされた。ひどく動揺した僕は負け惜しみ半分彼らとコンタクトを試み、少し情報をもらっていた。
逆ルートだということの違いもあるし、彼らは彼ら自身で築き上げたネットワークで開かない扉をこじ開け、援助船なしで成し遂げたのだ。その記事を読んだ時、心底ほっとしたのと同時にやはり悔しかった。「先をこされた」と。
と当時に許可が出なかったなどといういい訳は通じなくなる。そんな直前で達成されたことにあせりつつ、しかし自分には何のコネも実績もなく、韓国入国してもなお許可を得ていないことで自信喪失していた。

たまたま宿泊した宿で何をしようとしているのか話をしてみると、幸先よく僕を援助しようと手を差し伸べてくれた人たちがいた。韓国人の副社長とモリさん、シンド君だ。彼らを伴いいざ釜山港の税関へ。モリさんは、「副社長はここでは人脈もあるし押しが強いから頼りになるはず」といってくれた。これは通訳以上を期待していた。
しかし、いざ厳しい税関の前に立つと剣もほろろでに「入国の時にカヤックを持ち込みそれを使うということを申請していないから許可できない」という。何を言ってもガンとして聞かない。表情ひとつ変わらないだけに相当手ごわい相手だということは明らかだった。さすがの副社長も税関さんに同意し始めている。到着2日目にしてあっさり僕の横断計画は泡と消えたのだった。あとはヨスから釜山まで漕ぎ、その後対馬までフェリーで渡るか、黙って海にでるかである。もしくは一度日本に戻って良く分からない船の申請し再入国するか。
どうするか決め切れず、そんな途方にくれたときにとった一コマ。思いをはせる対馬の方へレンズと目を向けてみる。たまには見えるというが、これだけ天気が良くてもまるで目にすることはできなかった。
遠い。
圧倒的な海、海、海の中で果たして1人で乗り切れるのか。
いまさら自分がやろうと決めたことに対して一歩引き下がりたくなった。許可がおりないことを理由にこのまま背を向けて帰ろうかと。
やらずに帰ればまた後悔することは目に見えている。
漕ぎたい → 怖気づく → 許可下りない → 仕方ない → 後悔する → やっぱり漕ぎたい
を何度もループし、時間だけが過ぎていく。
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