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無償の親切
- 2010/10/22(Fri) -
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2009.12.18 μ1030

バリ島からジャワ島へと渡ってまもなき頃。僕はまだインドネシア人が忍び寄ってくると、何かたかられるのではないかと常に警戒していた。
この旅を始めるずっと昔、滞在したデンパサールやクタといった観光地では街を歩けばたかりに会い、親切かと思えば金を要求され、あまりいい思い出がなかったことが影響している。

進む道を右に行くか左に行くかで悩み、交差点のあずま屋で休憩しているとすぐさま人が寄って来た。顔はにこやかにを装っていても、心では警戒している。数分話を続けても何か金の類を要求されるのではないかと疑わずにはいられなかった。

明るい親子もやってきて何事か話したあと、立ち去ろうとする僕をおばちゃんは「ちょっと待って、待って」と呼びとめた。彼女は鞄から大きなマンゴーを差し出し、「持って行きなさい」と言う。「きたか?」とそれまでの楽しい会話も台無しで、代金を要求されるのかと思い手を出せずにいると、「ほらほら」と遠慮しないでというような笑顔で僕に押し付けてくる。
無償で僕にあげたいのだと少ししてから分かった。

マンゴーは日本に比べ高価な果物ではないのだけど、大事そうに食べようと持ち歩いていたそのマンゴーを、見返りなど求めず差しだすおばちゃんの親切に胸を打たれた。自分が彼らを疑ってきたことへの反動もあった。

その後もこうした無償の親切にたくさん出会ったインドネシアだった。「テリマカシ(ありがとう)」としか咄嗟に言えるインドネシア語は覚えていなかったのだけど、その言葉だけは心から彼らに伝えることができた。
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