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鎌の男
- 2010/11/13(Sat) -
PC170068.jpg
2009.12.17 μ1030

自転車を快調に走らせていると道端から突然「HEY!HEY!HEY!」と大声で叫んで僕を呼びとめる男が現れた。
そのいでたちといかつい顔で、僕の進路を全身で立ちふさごうとしていたから、「これは何だかまずいことになるぞ」と思い身構えた。
しかし無視すると車で追いかけられてしまうのではないかと恐れ、一度立ち止まることにした。
見ると手には鎌を持っている。ますます何だか恐ろしい。
「ちょっと家に寄ってけ」というからそのまま連行され鎌男の家の敷地へと入った。
しばらく中庭で待っていると、裏の草むらから年輩者が現れ、やはり手には鎌を持っている。
しかし左手にはヤシの実を携えていた。
どうやら鎌男の父親らしい。

どうやらもてなしてくれるらしいと気づいたのは、コーヒーやお茶菓子を出されてからだった。
かつて日本で働いたことがある鎌男さんだった。滞在先での日本人や、日本での思い出、その時出会い優しく接してくれた人からの感謝の気持ちから、今こうして日本から来たやつだというだけの理由で僕を大切にもてなしてくれたのだった。

「自転車での体力維持にいいぞ」と身振り手振りで僕にヤシを3つも4つも持って行けと差し出してくる、鎌男の父ちゃん。断り切れず、しばらく自転車のバッグの中は彼らの親切心とヤシそのもので大きくふくらんでいた。

バリではそれまで物をねだられたり、しつこい客引きにあったりなどしていたため、人に対して常に構えてばかりいた。それが反対にものをもらったりしてしまうのだから、とてもびっくりした。
家族総出で家から出た通りで、いつまでもいつまでも手を振って僕を送りだしてくれた。



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