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避けて逃げるがいつかは越えたい
- 2010/11/23(Tue) -
P1030007.jpg
2009.1.3 μ1030

西伊豆、夏には穏やかだった海も、冬は低気圧がもたらす高いうねりがいつも海岸や岸に打ち寄せている。
高い波が幾度も押し寄せてきてはその都度、怒涛のパワーで岩場にぶつかりしぶきをあげ、一瞬にして目にしていた岩など水面下に飲みこんでしまう。
うっかり突っ込んでしまいもみくちゃにされ沈でもし、寒さ厳しい海水の中で凍えるような目に遭わないよう、そんな危ない場所は遠く避けて通るのが当たり前だと思っていた。

がしかし、まぁこれである。

タイミングを間違えば飲みこんだ波が引いたのちにカヤックごと岩場の上に取り残され、その時に接地面が少なければシーソーのようにして傾き、一瞬にして滑り台のように海水へドボンとカヤックごと落ちることになる。たいがいはあわあわとバランスとれずにもがくため沈することになる。

しかし我らがファミリーの家長はそんな暴力的な波にあえて立ち向かい、波のパワーと高さを利用して、岩場のはるか上を飛ぶように突っ切っていった。
恐るべしである。

恐ろしいのは、後に続かないといけないような場の空気が出来上がることである。乗り越えてきた仲間達はみなドヤ顔で満足げ、いい顔をして帰ってくる。
決してお前も行ってこいなどと煽ったりはしないが、「ここで楽しまずしていつ楽しむんだ?」というような気配を漂わせている。
突入の時に波が小さければ岩場を超えられずむき出しになった岩に激突するだけだし、突入のタイミングが遅れれば、引き波に押し戻されそのまま落差ある落ち込みに吸い落され、それはもう無残な結末となる。
波に乗っている間は宙に浮いたような状態となり、バランスを保てなければ前後左右から不規則に打ちつけてくる波にあおられ船は傾くし、僕はとても怖くてそんな場所に立ち向かうことはできない。

普段ファミリーの安全を常に案じ、慎重かつ適切に僕らを率いる家長も、波の前では心踊るらしく、こうして岩場越えに興じてしまう。人生ともども進んで大波荒波を避けて通ってきた僕は、毎回「いやいや今日はコンタクトしていないし・・・」とか「みんなと違って寒さ対策してないし・・・」、「十分普通に漕いでいるだけで今日は楽しいから」などといい訳を繰り返して逃げるようにしている。

そういつも逃げ回っていられず、家の近所の小さい波が立つ岩場でこっそり練習を積もうと向かうのだけど、やはりいくら小さくても波が岩にぶつかりどっかんとしぶきを上げるのを目の前にすると、「今日は調子が悪いかな」と一人いい訳をしてこそこそと退散してしまうのだった。

いつかは越えたいと願うが、チャレンジなくしてそれは叶わない、ということだ。
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