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登山2日目の話
- 2011/01/20(Thu) -
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2010.12.11 NEX-5

キリマンジャロはガイドを雇わずに自分達だけで好き勝手に日程を組んであるくことが許されていない。
そのため、どこかの登山ツアー会社を契約を交わさないといけないのだが、ガイドだけではなくポーター、アシスタントガイド、ウェイター、クッカーと様々な役割の人達がもれなく付いてきて、彼らと一緒に山を登ることになる。
彼はウェイターのモーゼ。毎食僕らのもとへと食事を運んでくれるウェイターだった。

2日目の朝の出発時、またしてもトラブルが付きまとう。相棒のKの新調したばかりのスパッツ、カッパのズボン、ザックカバーといったものを失くしてしまった。
前日雨に降られ、濡れた道具類をわずかな晴れ間が出たすきに山小屋前の柵に干していたのだが、おそらく他のグループのポーター達が間違えて持って行ったか、盗んでいったのだろう。
ガイドのロレンスに頼んで、他グループのポーター達に間違って持って行ってはいないか聞いてみてくれと頼んでみたものの、おそらくその後彼らに聞いてくれはしなかっただろう。

雲の上へと出たためか、午前中は雨に降られることはなかった。午後になり一時雨が降り出したが、やがてそれもおさまり、夕方になるとまた晴天に見舞われた。
歩行時間も5時間ほどでそれほどきつくはない登り。そのため正午すぎには早くも山小屋へたどり着き、あとは本を読んだり、景色を眺めたりと、ゆるやかな時間が流れ、夕方になるとこうしてモーゼが食事を携えやってきた。
山の中で用意されるものとしてはまずまずおいしい食事が用意される。二人では食べきれない程たくさん盛られた皿が、テーブルに並べられる。
ビールは多少高いが山小屋で販売しているため、一日1缶買い、あとはウィスキーを一瓶ちびちびとすすった。
しかし、ガイドのロレンスが匂いを嗅ぎつけ、用もないのに僕らのテーブルへとやってきて酒をせびる。
「あげられるほどたくさんの量はないから勘弁してくれ」というと、彼は僕がまだ飲んでいる途中の缶ビールを断りもなくぐびりと勝手に飲んでしまった。

ガイドのロレンスに対して信頼をなくし、この会社と契約したことを心底後悔して事あるごとに苛立っていたが、このモーゼには何度も癒されていた。昼は重い荷物を頭にのせて運び、到着したらすぐにスナックやコーヒー、そしていつもこうして笑みを湛えて食事を運んでくれるのだった。
ガイド達と違い、ポーターやクッカーは日雇いのアルバイトとしてツアー会社と契約していることが多いらしい。
住んでいる町からお金が必要になり、数日キリマンジャロの麓まで来て仕事を得、終えればまた遠く離れた地元へと帰っていく。彼は両親を亡くしたばかりで、いろんな費用を捻出しなければならず、こうしてポーターとしての仕事を得るために山へとやってきたのだった。
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